自転車を漕いだ

今日は自転車のタイヤに空気を入れた。

パンパンになったタイヤは、走りづらかった

帰り道金木犀の空気を鼻に入れながら中学生の頃をふと思い出した

それは中3の時。

国語の授業でなんか言語に対する考えみたいな奴を勉強して、作者はこう考えてたがみんなはどう考えたかみたいなのをプリントに書いて提出する……みたいなやつ。

皆普通に書いて、成績のいい人は普通に誉められていたけど先生が特に誉めていたのはなんとはみくんの奴だった。

その時のクラスのどよめきは覚えている、あの頭の悪い下ネタでおちゃらけているはみくんが!?みたいな感じで成績優秀の人もジロジロ見てきてあの時間は間違いなく走馬灯に入るシーンだと思う、そのくらい注目を浴びた。

それではみくんはなんて書いたかというと

[実は言語は宇宙人が人間に教えていて、文明の発展を見にきている。]

というSF展開みたいなのを書いた。

中学生の頃は良かったな……

今もまあまあ好きだけどあの小さな規模の「社会」がなんか好きだった、部活に分けられてたりして………

淡い金木犀の香りが焼けた田んぼの匂いに変わり現実を見つめた。

はみくんはパンクしてるような感じだけどいつの日か新鮮な空気が入ればいいな。